中高生含む「Z世代」の約9割がSNSでフェイクニュース・デマを気にすると回答。ファクトチェックする割合が高く、“フォロワー数”“いいね数”も判断に影響 ~SNS利用傾向を世代別に調査、3,494名から回答~
スタディプラス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣瀬高志、以下スタディプラス)のStudyplusトレンド研究所は、2022年9月16日(金)から9月22日(木)にかけて、学習管理アプリ「Studyplus」上で全ユーザーを対象に「SNSの世代別利用傾向調査」を実施、ユーザー3,494人から調査に対する回答を得ましたので結果をご報告します。
今回は、SNSにおけるフェイクニュースやデマへの意識に関する調査結果をご紹介します。
Studyplusトレンド研究所が2022年4月18日(月)から4月19日(火)にかけて、学習管理アプリ「Studyplus」上で中学1年生から高校3年生のユーザー1,859人を対象に実施した「通学とスマートフォン・SNS利用に関するアンケート」において、「何らかのSNSを利用していますか?」という質問では93.5%が「はい」と回答しており、「SNSを利用し始めたのはいつですか?」という質問に対しては、83.8%が中学卒業するまでにSNSデビューをしているという結果を得ました。
今回実施した調査では、中高生を中心とした25歳以下の「Z世代」におけるSNSのより詳細な利用傾向、また「X世代」「Y世代」にあたる26歳以上のユーザーからも回答を回収し、世代間ギャップについても注目しました。
「SNSの世代別利用傾向調査<フェイクニュース・デマへの意識>」トピックス
- SNS上でフェイクニュースやデマを信じた経験は、「Z世代」が「X・Y世代」を上回る。「Z世代」の中でも「高校生」「大学生・社会人等」、「X・Y世代」の中でも「ミレニアル世代」は高い経験率。
- SNS上でフェイクニュースやデマを気にする割合、「Z世代」は約9割。経験率と同様に、「Z世代」の中でも「高校生」「大学生・社会人等」、「X・Y世代」の中でも「ミレニアル世代」は意識が高い傾向。
- フェイクニュースやデマを見極めるために、「他の人の投稿やメディアの記事を調べる」「投稿者の引用元」といったファクトチェックを、各年代で高い割合で行っている傾向あり。「Z世代」では「投稿者のフォロワー数」「投稿へのいいね数・コメント数」を重視する傾向も。
◆本調査の概要
- 調査対象 : 全国の「Studyplus」ユーザー(全年齢対象)
- 回答者 : 3,494名
- 調査方法 : インターネット調査
- 調査時期 : 2022年9月16日〜9月22日
※本リリースにおいて、以下の通り世代を定義した。
「Z世代」と「X・Y世代」の定義は以下の通り。
属性 | n数 |
---|---|
Z世代(12歳~25歳) | 2,708人 |
X・Y世代(26歳以上) | 786人 |
※「Z世代」と「X・Y世代」をより詳細に区分した定義は以下の通り。
属性 | n数 |
---|---|
中学生(12歳~15歳) | 773人 |
高校生(15歳~18歳) | 1,362人 |
大学生・社会人等(19歳~25歳) | 573人 |
ミレニアル世代(26歳~35歳) | 261人 |
ロスジェネ世代(36歳~45歳) | 238人 |
Z世代の親世代(46歳~55歳) | 210人 |
バブル世代以上(56歳以上) | 77人 |
【調査項目】
・SNS上で、一度は信じた情報が実はフェイクニュースやデマだったことはありますか?
【回答】
・フェイクニュースやデマをSNS上で信じた経験は「Z世代」が6割超え。
「X・Y世代」は6割弱であり、「Z世代」が上回る。
・より詳細な世代別にみると、「Z世代」の中でも「高校生」「大学生・社会人等」で経験率が高い。「X・Y世代」の中でも、「ミレニアル世代」は経験率が高い。
【調査項目】
・SNSで情報に触れるとき、フェイクニュースやデマかどうかを、気にしていますか?
【回答】
・フェイクニュースやデマを気にする割合も、「Z世代」の方が約9割と高い傾向。
・より詳細な世代別でも、どの世代も8割を超えており、高い意識がみられる。
・特に「Z世代」における「中学生」「高校生」、「ミレニアル世代」は意識が高い。
【調査項目】
・SNSで情報に触れるとき、フェイクニュースやデマかどうかを、何を見て判断していますか?(複数回答可)
【回答】
・「他の人の投稿やメディアの記事を調べる」「投稿者の引用元」といったファクトチェックが両世代で高い回答を集める。
・「投稿へのコメント内容」「投稿者のフォロワー数」「投稿へのいいね数・コメント数」が、Z世代では高い傾向に。
・「ロスジェネ世代」「バブル世代以上」では、「投稿者のプロフィール」を重視する傾向あり。
◆学習管理アプリ「Studyplus」 概要
「Studyplus」は、日々の勉強を記録・可視化し、ユーザー同士でシェアして励まし合うことができる学習管理アプリです。
ユーザーの自己調整学習、学習モチベーションの維持・向上をサポートします。
累計会員数700万人以上、大学受験生の2人に1人が利用しています。
https://www.studyplus.jp/
◆「Studyplusトレンド研究所」 概要
「Studyplusトレンド研究所」は、日本最大級の学習管理アプリ「Studyplus」のユーザーを通じて、次代を担う若者の「いま」を見つめるための研究所です。
若者の学校生活や学習・受験といった側面から、好きなアーティストや消費行動といった生活者の側面まで、これからの新しい時代の「トレンド」を研究していきます。
https://www.trend-lab.studyplus.jp/
◆スタディプラス株式会社 概要
- 所在地:東京都千代田区神田駿河台2丁目5−12 NMF駿河台ビル4階
- 代表取締役:廣瀬高志
- 事業内容:学習管理アプリ「Studyplus」、教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」、電子参考書プラットフォーム「Studyplusブック」の運営
- 設立:2010年5月20日