年賀状離れ” のきっかけは受験勉強?友人へ年賀状を送る割合が受験を控えた中学3年生・高校3年生で低下傾向、年始挨拶のツールでは「LINE」「Instagram」を活用

スタディプラス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣瀬高志、以下スタディプラス)のStudyplusトレンド研究所は、2022年12月9日(金)から12月12日(月)にかけて、学習管理アプリ「Studyplus」上で全ユーザーを対象に「年賀状に関するアンケート調査」を実施、中学生・高校生・大学生を中心としたユーザー8,361名から調査に対する回答を得ましたので結果をご報告します。
SNSを通じたコミュニケーションが主流となっている学生たちを対象に、年末年始に向けて年賀状や年始挨拶の状況に関する調査を行いました。


「年賀状に関するアンケート調査」トピックス

  1. 今年のお正月に友人から年賀状を「受け取った」割合、中学生・高校1年生は8割以上。高校2年生から学年が上がるにつれて割合が低下する傾向。年賀状を受け取った感想は、『嬉しい』『面倒』『新鮮』。
  2. 来年のお正月に年賀状を「送る」割合は、回答者全体の約4割。受験学年(中学3年生・高校3年生)に割合が低下傾向、高校3年生以降は3割未満に。
  3. 年賀状を「送る」と回答した学生は、9割以上が「手書きをする」と回答。「手書きをする」理由には、『印刷のやり方がわからない』という声も。
  4. 年賀状以外で紙の手紙を送る機会があるか尋ねたところ、 “頻繁” “月に数回程度” “年に数回程度” の合計が約2割。誕生日や卒業などのイベントや、スマホが使えないときに紙の手紙を使うという回答あり。
  5. 年賀状以外の挨拶手段、1位は「LINE」で9割超え。「Instagram」も約4割が、投稿・ストーリーズ・DMを活用。

◆本調査の概要

  • 調査対象 : 全国の「Studyplus」ユーザー(中学生・高校生・大学生等)
  • 回答者  : 8,361名
  • 調査方法 : インターネット調査
  • 調査時期 : 2022年12月9日〜12月13日

※回答者の内訳
 中学1年生255名、中学2年生420名、中学3年生1,233名、
 高校1年生1,358名、高校2年生1,559名、高校3年生2,527名、
 大学1年生305名、大学2年生180名、大学3年生189名、大学4年生172名、専門学生等163名

※本リリースにおけるデータは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。


【調査項目】
・今年のお正月(2022年1月)、友人から年賀状を受け取りましたか?
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【回答】
・全体の約7割が、年賀状を「受け取った」と回答。
・中学生から高校1年生までは、8割以上が「受け取った」と回答。
・学年が上がるにつれて「受け取った」割合が下がっており、高校2年生・高校3年生は約7割、大学1年生・大学2年生は約5割、大学3年生・大学4年生は約3割、という結果に。


【調査項目】
・今年のお正月(2022年1月)、合計何枚の年賀状を受け取りましたか?
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【回答】
・全体の約7割が受け取った枚数を「1~10枚」と回答。


【調査項目】
年賀状を受け取ったとき、どのように思いましたか?もしよければ教えてください。(任意)

【主な回答の紹介】
1.疎遠になっている友人、遠方の友人と連絡ができてうれしい

  • 久しぶりに友達の様子が知れて嬉しかったし会いたくなった。
  • コロナ禍で遠方に住む友達の様子が分からなかったけれど、久しぶりに話すことが出来たのでうれしかった。

2.自分のために時間を使ってくれたことが嬉しい

  • ネット社会でわざわざ年賀状を書いて送る手間と時間をかけてもらえることが嬉しかった。
  • 自分のために時間を割いて文を書いてくれたことが嬉しかった。

3.正直なところ面倒

  • 今はラインでやり取りできるから返すのが面倒。
  • 返事を書かなくてはいけないので内心面倒に思った。

4.お返しができず(遅れ)申し訳なく思った

  • 嬉しかったけど、時間の余裕的に返信できず申し訳なく思った。
  • 嬉しかったが、返事を出す時間がなく申し訳なく感じた。

5.手紙でのやりとりは新鮮

  • 今はスマホでのやり取りが増えている中、手書きでのやり取りが新鮮で楽しかった。
  • いつも連絡をとっていても、文字で気持ちを伝えられるのは新鮮で嬉しかった。

【調査項目】
・来年のお正月(2023年1月)、友人へ年賀状を送る予定ですか?
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【回答】
・全体では、約4割が「送る」と回答。
・「送る」割合は、中学2年生(73.6%)から中学3年生(56.6%)で17%減、高校2年生(46.9%)から高校3年生(25.0%)で21.9%減と、受験学年で低下の傾向に。
・大学生では、各学年で「送る」割合が3割未満となっている。


【調査項目】
・来年のお正月(2023年1月)に送る年賀状は手書きですか?印刷ですか?
・もしよければ、その理由を教えてください。(任意回答)
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【回答】
・送る形式は、「すべて手書き」が18.4%、「手書き+印刷」が76.8%。全体の9割以上が、年賀状を送る際には手書きしている結果に。
・回答理由で主なものは、形式ごとに以下の通り。

「すべて手書き」
1.気持ちが伝わる/もらってうれしい

  • 個人的に手書きでもらうと嬉しいから。

2.印刷のほうが大変(お金がかかる・手段がない・面倒)

  • 印刷の方が楽だけど、お金がかかるから。
  • 印刷のやり方がわからないから。
  • 印刷するのがめんどくさいから。

3.作るのが楽しい

  • 一人一人に違うデザインのはがきを作るのが楽しいから。
  • その人のことを考えてデザインするのが楽しいから。

「手書き+印刷」
1.枚数が多い

  • 枚数が多いと全て手書きは大変なので印刷したものにコメントを書いて送る。もらったときに自分へのコメントがあると嬉しいから。
  • 全て手書きだと枚数が多くて大変だけど印刷+手書きにすることで書きたいことも書けるし手間も省けるから

2.手書きメッセージがないと寂しい/あると嬉しい

  • もらった時手書きの文字が入っていた方が、自分のことを考えてくれた感じがして嬉しいから
  • 全て手書きで書く時間はないが、少しはメッセージがないと寂しいと感じるから。

3.手書きと印刷を組み合わせた仕上がりが好き

  • 個別のメッセージは手書きで書いた方がデコレーションなどが出来てかわいいから。
  • 絵は描けないけど、自分の思いを自分の字で書きたいから!

「すべて印刷」
1.忙しいので印刷にする

  • 受験で手書きメッセージを書く時間がないから。
  • 受験があり、手書きをしている時間がないから。

2.デジタルの仕上がりが好き

  • 手書きより綺麗にできるから。
  • コンピューター特有のフォントが使えるから。

3.手書きのクオリティに自信がない

  • 手書きのセンスがないから。
  • 手書きより綺麗にできるから。

【調査項目】
・年賀状以外で、友人に手紙を送ることはありますか?
・【あると答えた方へ】例えばどんな時に紙の手紙を送りますか?もしよければ教えてください。(任意)
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【回答】
・年賀状以外で手紙を送る機会は、約2割は “頻繁” “月に数回程度” “年に数回程度” あると回答。
・「紙の手紙を送る」と回答したユーザーで、どんな時に送るかは、主に以下のような回答。

1.誕生日や記念日

  • 誕生日にメッセージカードか手紙を、プレゼントにつけて送る。
  • なかなか会えない友人や先輩・後輩の誕生日。
  • 恋人と交互で記念日に感謝の手紙を送り合っている。

2.引退や卒業

  • 今年は受験と卒業を控えているので、友人の受験日辺りだったり、学校登校最終日辺りに日々の感謝やエールを込めて手紙を送りました。
  • 親友の誕生日、卒業式のときに、手紙を書いて互いに手渡しした。
  • 卒業式とか、別れる時です。

3.あらたまってのお礼

  • 何かをしてもらった時に直筆の手紙でお礼を伝える。
  • 先生への感謝の手紙、節目の時など。
  • 感謝の気持ちを伝えたい時など。

4.暑中見舞い、クリスマスなど季節の挨拶

  • 暑中、寒中見舞い・遠方の友達。
  • 誕生日カード、ハロウィンカード、クリスマスカード、海外(イラン)の友達とは、インターネットが遮断されたとき。
  • 部活の本番がある時やクリスマス・誕生日等のイベントの時。

5.スマホ・SNSが使えない時

  • SNSの連絡先を知らない人と連絡を取りたい場合。
  • 友達がスマホを持ってなくて情報とか伝えられない時。
  • 遠方に住んでいるともだちが、寮生活でスマホなどを使えないため。

【調査項目】
・年賀状以外で、友人への年始挨拶はどのような方法で行いますか?
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【回答】
・最も多い年始挨拶の手段は、「LINE」で全体の約9割。2番目は「リアルで会ったときに挨拶」。
・3番目に「Instagram(DM)」(40.7%)、4番目に「Instagram(投稿・ストーリーズ)」(35.1%)、6番目に「Twitter(投稿)」(13.8%)、7番目に「Twitter(DM)」(6.6%)と、SNSが高い割合を占める結果に。


本調査結果については、Studyplusトレンド研究所の公式サイトでも紹介しています。
https://www.trend-lab.studyplus.jp/post/20221222

◆学習管理アプリ「Studyplus」 概要
「Studyplus」は、日々の勉強を記録・可視化し、ユーザー同士でシェアして励まし合うことができる学習管理アプリです。
ユーザーの自己調整学習、学習モチベーションの維持・向上をサポートします。
累計会員数700万人以上、大学受験生の2人に1人が利用しています。
https://www.studyplus.jp/

◆「Studyplusトレンド研究所」 概要
「Studyplusトレンド研究所」は、日本最大級の学習管理アプリ「Studyplus」のユーザーを通じて、次代を担う若者の「いま」を見つめるための研究所です。
若者の学校生活や学習・受験といった側面から、好きなアーティストや消費行動といった生活者の側面まで、これからの新しい時代の「トレンド」を研究していきます。
https://www.trend-lab.studyplus.jp/

◆スタディプラス株式会社 概要
所在地:東京都千代田区神田駿河台2丁目5−12 NMF駿河台ビル4階
代表取締役:廣瀬高志
事業内容:学習管理アプリ「Studyplus」、教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」、電子参考書プラットフォーム「Studyplusブック」の運営
設立:2010年5月20日